数学記号とは数学の式を書き表すのに用いる記号。算数にあっては、古くは式は書かれず、ことばで計算の手順を示した。この場合、計算記号はほとんど必要なかった。
数学記号が必要となったのは、文字を使って式を書き表し、その式を変形する場合である。
この点において、数学記号の歴史では、代数学の父といわれるギリシアのディオファントスが重要な地位を占める。
彼は加号は用いず、加えるべきものは単に並べて書いて表し、減号にはのような記号を書いた。
数字と文字とを掛けるときには文字のあとに数字を書いた。
彼が用いた文字は一つだけだったから、文字と文字とを掛けることはなかった。したがって、乗法の記号も除法の記号も存在しなかった。
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